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なおしのにっき

ミュージカル「レベッカ」の二幕で好きだったシーンの感想

ミュージカル「レベッカ」の二幕の好きだったシーンの感想を書きます。二幕は生まれ変わった「わたし」が見られ好きです。「自分らしく生きる」というところが見られるからかな。疾走感が溢れるようなストーリーの進み方も好きでした。この二幕、私がこのレベッカで一番好きなセリフ、「だからわたしよ、ミセス・ド・ウィンターはわたし」ってところがあります。

シーン1b レベッカの寝室
もう、ダンヴァース夫人の怖さが出ますよね。涼風さんと保坂さんの違いもほんと楽しい。やはり涼風さんに感じるのは力でねじ伏せる感じ。保坂さんは精神的に追い込む感じを感じます。レベッカとダンヴァース夫人の関係性ってどうなんだろ、って考えたりしました。涼風さんのダンヴァース夫人は、レベッカとはそれほど従属の関係性を感じず、レベッカを愛していた感じに見えました。憧れに近いものを感じます。保坂さんは精神誠意お仕えして尊敬していた、崇めていたというような感じ。
それゆえに、桜井さんの「わたし」の演技も、保坂さんの時は理解がし難いゆえに一層の「畏れ」って感じる演技でした。涼風さんの時は、とにかく逃げなきゃ、という感じを見て取りました。どっちが、、、ということは難しいけど、演技的には、このシーンでは保坂さんのダンヴァース夫人、好きです。


シーン4 ブレックファストルーム
「わたし」とベアトリスのシーン。レベッカの呪縛から解き放たれた「わたし」が、これまで励まされてきたベアトリスを逆に「心配ないわ、B」と落ち着けるところが特に好きです。二幕の解き放たれた「わたし」の表現の仕方が、桜井玲香さんは一番変わったと思っています。特に話すスピードですかね。「心配ないわ、B」というひと言も、プレビューでは連続して話していた気がしますが、公演も後半になると「心配ないわ(一拍)B」という感じで、ゆっくり話していました。これだけで、自信がある「わたし」がすごく際立ちます。
出雲さんのベアトリスとの歌唱はほんと僕は好きなんですよね。出雲さんの歌声、玲香さんの歌声が合わさるとほんといい「女は強くなる」、良い歌だなって思います。出雲さんという大先輩の方と、リラックスした感じで、♪女は強くなる~と歌うところ、桜井玲香さんがこれからきっと羽ばたく姿が想起されます。


シーン5 廊下
召使いの方々が、「わたし」の指示のもと、前の奥さまのものを片付けます。ここで好きなのは、クラリスがレベッカの赤いナイトガウンを片付けるシーン。途中、ダンヴァース夫人に睨みつけられます。ナイトガウンって肌に直接触れるものですよね。きっと、ダンヴァース夫人的には、片付けられることはもとより、触られることが嫌なのだと思うんですよね。そして、それに恐縮しながらも、クラリスは片付けようと前に進む。そうすると、フランクとすれ違い、フランクとクラリスの目が合い、フランクは和やかな表情をする。ここねー、もう最高です。「新しいミセス・ド・ウィンター」の曲も素敵です。


シーン6 モーニングルーム
「それは私よ」を歌う「わたし」。「それは、わたしよ、ミセス・ド・ウィンターはわたし」と言っていたところを、ダンヴァース夫人に被せられ、再度、「だから、わたしよ、ミセス・ド・ウィンターはわたし」と流れるイラッチ具合(笑)が特に好きですね。「それは」が「だから」て変わるところがね、良い!特に「だから」の言い方。桜井さんは最初は遠慮がちだったのだけど、やはりこれも東京公演からかなあ、、吹っ切れた感があって、「自由にしたい」桜井玲香感が出ていたんですよね。「そして趣味が悪いわ、この置物。」と言い捨てる。いや何もそこまで言わんでも...。女の人怖い...。「明るくするわ 光を入れて」っと、どんどん自分を出していくところも好きです。
ダンヴァース夫人とのやりとりで、涼風さん、保坂さんに勝ってほしいところ。プレビュー公演だと遠慮がちでまだまだ感があった「わたし」の桜井さんが、段々と実力をつけ、千穐楽の前、千穐楽公演ころには、歯向かえる一歩手前くらいまでに来たかな、そんな成長を見られたのも好きでした。まだまだ、もっとできるって思える。
ちなみに、このシーンでキューピッドを「わたし」が割るのですが、僕は、その前のレベッカの名刺を捨てるシーンが好きです。桜井玲香さんの「わたし」は、割と思いっきり箱に投げ捨てます(笑)。観に行った時、一度思い切りすぎて、箱に全部入らなかったハプニングもあったっけ。あれ、、、性格かなあと。おとなしい感じに見えて割と思い切りいいから、そこも魅力。


シーン8 書斎
ここはね、「わたし」が、ベンを演じる tekkan さんにしれーっと圧力をかけるところが。「怖がっているわ」と優しく声をかけながら、「言っちゃだめよ」的な感じ。きっと、ベンが「わたし」に好意を持っているのを分かっていて、やっている感のしたたかさが好きです。ベンと「わたし」の間の距離も最初より少しづつ近づいている感がありました。
「お前ら みんなグルだ」とファベルの吉野圭吾さんが言うのですが、ほんと、最初からマキシムを罪に問うつもりなど無いんですよね。深く考えると、上流階級や自分たちのコミュニティというところを守る、この人たちの持ちつ持たれつ感があります。はみ出しているファベル、、、可哀そう。そしてそんなファベルに僕は惹かれます。


エピローグ マンダレイの廃墟
山口さんのマキシムが年を老いた感じで登場するシーン。ここまで登場してきたキャストの皆さんは影のような形で、思い出の走馬燈のように登場する。マキシムと「わたし」の「乗り越えていける 愛さえあれば」というところが好き。マンダレイが焼けてしまい、いろいろあったと思うんですよね。船が座礁したシーンでもそうなのですが、「現物」が大事な時代。焼けてしまえば無一文。それでも愛だけあれば、ふたりで乗り越えていけるんだよ、ってことをベタながら感じてしまいました。
このときの「わたし」の目線や立ち姿も好きで、マキシムを逆に支えるようにも見えますね。
ここの演出、全国公演と東京公演で変わりました。東京公演の演出の方が好きです。ダンヴァース夫人が落とす花が一輪立つのですが、ここレベッカの勝利を指している気がするんですよね。レベッカですが病気にはなったものの、自分の意志を貫いていて、最後まで特に負けていない。芯をもって生きていた感があります。
「わたし」にとっても、レベッカにとっても、皆、勝利のような感じでした。


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  1. 2019/02/11(月) 02:00:00|
  2. レベッカ(ミュージカル)
  3. | コメント:0

ミュージカル「レベッカ」の一幕で好きだったシーン

ミュージカル「レベッカ」の第一幕で好きだったシーンの感想を書きます。自分の記憶を少し瓶に詰めておこうかなぁと思い書いています。

「レベッカ」の一幕。全体を通して、圧倒的なダンヴァース夫人の存在感なんですよね。同じ役でも、保坂千寿さんと涼風真世さんでだいぶ違う。保坂さんは「愛憎」を強く感じます。「レベッカ」を本当に愛してお仕えしていた、そこへマキシムが得体の知れない「わたし」を連れてきた。「レベッカ」様への想いが残る空間に入ってきて欲しくないという「憎しみ」を強く感じました。精神的に「わたし」を排斥していく感じ。
一方、涼風さんはレベッカと一体なのでは?と感じるダンヴァース夫人。レベッカが亡きあと、自分=レベッカ、という感じを抱きます。お供としてついてきた時から、目的は共有している、といった感がある感じ。そして、圧倒的な力で「わたし」を排斥していく感じ。それがとても印象的でした。ふたりの歌声がとても楽しく、何度観ても楽しめました。

あとは、ヴァン・ホッパイー夫人の森公美子さんの圧倒的な存在感。場の雰囲気をほんと楽しくさせる天才で、手拍子をしたりとか、笑わずにいられないです。登場するだけで、ややうけしてしまいます(笑)。ここは生意気ながら良し悪しはあると思うけど。レベッカの中の潤滑油的な感じです。最後のマンダレイのホールでドレスに身を包んだ「わたし」が登場したときに、ひとり盛り上げるところ、ここも好きなところでした。

そして、「わたし」については、いろんなシーンがあり、ほんと全部好きなのですが 5 つあげてみます。

・シーン2b 断崖
「わたし」が絵を描いているところをマキシムが見つめて「幸せの風景」を歌う。マキシムがレベッカを「スミレ」に喩えているところがとても好き。僕は「わたし」に、白いスミレの花を強くイメージするんですよね。調べてみると、白のスミレの花言葉は「純潔」「無邪気な恋」。いいなあと。「スミレ」が「わたし」に一番近い気がします。「君を見てる それだけでなぜか安らぐ心 荒れた土地に すみれの花が咲くように慰められる」って、マキシムの山口祐一郎さんが歌うところ、「わたし」の桜井玲香さんを少し遠い目で見つめるところ、ここで「ふわーーー」ってなります。

レベッカでは「カトレア」、「ツツジ」といった花も出てきます。「わたし」が好きなのは「ツツジ」のようなのだけど、原文では「アザレア」みたいです。レベッカが「カトレア」なら、「わたし」は「アザレア」の方がなんとなく韻を踏んで良い気がするけど(笑)、ま、いいか。


・シーン3 ミセス・ヴァン・ホッパーのスウィートルーム
ここはもう「永遠の瞬間」が好きすぎ。「神様!もう一度あの方にお会いしたい」から始まる「永遠の瞬間」。「眩しい瞬間を この手で残せたら 好きな時に会えるように 瓶に詰めて~」ってところが一番好きだなぁ(^^)。「瓶に詰めて持ち帰る」っていう発想良いですよね。記憶の想いでをほんと詰め込んでおきたいと思うんですよね。ほんと好きな時に取り出せるように、いつでも自分で観られるように持ち歩いておきたい、そんな「わたし」の感情が好きです。桜井玲香さんは、こういう時の表情がほんと巧みでした。感情を身体全体で表現する感が良いです。

このシーンで、マキシムが「気を付けて お嬢さん。瓶の中は悪魔かもしれないよ。」と言うのですが、あんた、キスまでしておいて「お嬢さん」はないだろう、と思いつつ...、この表現の意味を深く考えてしまいます。そう一幕では、「わたし」を愛でている感じなんですよね。そして、瓶について。一度詰めてしまったものは「不変」になってしまう、それは良いことなのか、悪いことなのか、そんな思いを抱かせました。


・シーン5 モーニングルーム
ベアトリスとジャイルズが訪ねてきた時が好き。何が好きって、ベアトリスの出雲綾さん、ジャイルズの KENTARO さんと「わたし」が歌う「親愛なる親戚」で、桜井玲香さんがここは本当に屈託のない笑顔で、リラックスして歌うんですよね。これはプレビュー公演の時からそうだったのですが、出雲さんや KENTARO さんと歌う時、気持ちがヘンに入りすぎずに歌っていました。これは二幕で出雲さんと歌う時も同じで、いい叔母さんとお嫁さんの関係を演出しているんですよね。そんな演技が自然に感じられて素敵でした。3人で後ろを向いて腰をふるところが特に好きで、3人でするダンスも可愛くて、このシーンは、、、「瓶に詰めておきたい」って一番最初に思ったところです。そして、出雲さんの歌声、僕は好きです。


・シーン6 書斎
「チェックメイト!」の「わたし」が叫ぶところ。可愛すぎ。そのあと、マキシムと手を重ねあって遊ぶ、そんなすごく幸せなシーンから、ダンヴァース夫人から「奥様が壊したとは夢にも思いませんでした」等々言われる、急転直下的なこのシーン。恋人どおし、初婚のころ、きっとこんなどっちでも良いことが幸せですよね。そこから落ちるジェットコースター感が好きです。今の「ミセス・ド・ウィンター」である「わたし」が居るのに、「ミセス・ド・ウィンター様が大切にしていた・・・」とダンヴァース夫人に言われてしまう「わたし」。なんも言わんマキシム。おいおい、お前な、と思いつつ、言葉の対比、「奥様」と「ミセス・ド・ウィンター」という呼称の格付けの違い、が楽しく思った場面です。


・シーン14 化粧部屋
もうここ、至上最高に好き。仮装舞踏会の準備をする「わたし」とお手伝いをするメイドの「クラリス」。ふつうの女の子である「わたし」が、自分を着飾り精一杯背伸びをしている。クラリスも屋敷に来て、そう時間が経っておらず慣れていないため、立場は違うけど、同じように屋敷に来た「わたし」にすごく親近感を抱いている。ふたりで楽しそうに準備をしている姿が本当に好きです。ステージの中央で、ドレスに腕を通し、パッと両手を上げるときの「わたし」の晴れやかな表情、「夢の主役」を歌う姿。これが純粋で無垢。
桜井玲香さんの澄んだ歌声、声の綺麗さが際立つシーンかなって思います。
「振り向いておどろいて抱き寄せて 今夜だけは夢の主役 この私を見て」
普段、おとなしく振舞っている、マキシムにも、ダンヴァース夫人にも、使用人にも遠慮がちで、うまく使いこなせない「わたし」が今日は「主役」とノリノリになっているところ。ここもほんと純粋なんですよね。


このほか、シーン12 クローリーのオフィスでの、フランクと「わたし」のやり取り。ここで石川禅さん演じるフランクは、「お美しい方でした。私がこれまでお会いした女性の中でいちばん。」とレベッカのことを表現します。その時の「わたし」の表情。フランクが、「あの方」と表現している時、おそらくレベッカの悪妻振りは知っていたはずなのに、まだレベッカの魅力の呪縛が少しあるシーンかと思っています。
そして、シーン10 ゴルフクラブ、どのシーン。ここ、ジャイルズとジュリアン大佐である今 拓哉さんも出てくるのですが、ステージ中央で、ジャイルズが左手をパッと振るんですよね。あそこ、出ているキャストの皆さんがピシっとなって、さすが上流階級(笑)と思わせます。

いろんなシーンがほんと、それぞれ楽しい。




冒頭の「マンダレイの廃墟」のシーン。「わたし」の歌いだしのプロローグの部分。ここ大事なんですよね。プレビュー公演で最初観たとき、玲香さんの歌声が細く心配になりました。でも少しずつ歌声が強く、音もはっきりとなりました。千穐楽前、千穐楽公演では、だいぶ遜色のないほどになっていた。僕は、幾度か観た公演を通して、どんどん成長していくのは嬉しいポイントでした。まだまだ、もっと出来るようになる、とは思うから、これからも観ていきたい。

「成功の秘訣は自信。自信の秘訣は準備。」

回を重ねる毎に、相応の準備をして、頑張っていったんだなぁ。良いなぁと思った次第です。
 

  1. 2019/02/10(日) 03:00:00|
  2. レベッカ(ミュージカル)
  3. | コメント:0

ミュージカル レベッカ 「わたし」役の桜井玲香さんのこと。

桜井玲香さんが「わたし」役で出演されていたミュージカル「レベッカ」を観劇してきました。大塚千弘さん、平野綾さんとのトリプルキャスト。リボンの騎士での「へケート」役などありましたが、本格的なミュージカルは初めての桜井玲香さん。その姿と成長を見たくて、玲香さんが出演される舞台に幾度か観に行ったのですが本当に楽しかったです。

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シアター1010でのプレビュー公演から、刈谷市総合文化センターアイリス 大ホール、久留米シティプラザ ザ・グランドホール、梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティでの全国公演。そして、シアタークリエでの東京公演と観てきました。

 シアター1010で最初に観たとき、マキシム役の山口祐一郎さん、ダンヴァース婦人役の涼風真世さんの歌声の迫力が凄く、玲香さんもそれに抗おうとしているものの、やはり本物は違う…と思った次第でした。ただ、玲香さんの演技の表情は本当に良く、特に怖れの表情はすごく引き込まれました。なので1幕部分はすごく良かったです。特に、ダンヴァース夫人に怖れを抱いているシーンや、舞踏会の前に衣装を着るシーン。クラリスとのやり取りは本当に可愛く、可憐な「わたし」が出ていました。ただ 2幕の強さ、凛とした姿を出す部分はもう少しできるなって思いました。そして歌声はこれはまだ敵わないなと。玲香さんの歌声は確かに綺麗、可憐な声で僕は好き。それにしても相手が強いと感じました。けれど、リボンの騎士のへケートの時もそうだったのですが、あの時、最後にはヘル夫人のはいだしょうこさんに近づき、きちんと歌っていたんですよね。きっとどんどん良くなるだろうな、って期待感はありました。
 そして、このミュージカル「レベッカ」本当に楽しい、って感じました。Wキャストのダンヴァース夫人役の保坂知寿さん、フランクの石川禅さん、ジャックの吉野圭吾さん、ヴァン・ホッパー夫人の森公美子さん、等々考えてみれば錚々たる方々が出られているのだから、当たり前なんですよね。僕もミュージカルは観る方として「初級」。皆さんに圧倒されました。こういった方々に囲まれた厳しい環境、大塚さん、平野さんという凄い方々と比べられる環境下で、玲香さんがどう変化してくるのかな、って感じました。声量や発音、演じ方、どう変わっていくんだろうって。

 全国公演で地方で公演する中で、言葉の発し方が少しずつ変わっていった気がして 昨年の12月が終わりました。歌声も言葉が少しづつ強くなり、慣れもあるのだろうけど、表情も怖さ以外の部分、堂々とした立ち振る舞い、柔らかい笑顔も自然に出てきて、演技も余裕が出てきました。昨年の大阪ではかなり前の席で観ることができ堪能できました。1幕でのダンヴァース夫人を怖れを持って接している部分、奇異に眺めている部分の演技がより鮮明になり、その部分を間近で観れて良かった。2幕での生まれ変わる姿、特に凛とする部分も出てきました。歩き方も背筋もピンと伸びてきた感じです。ここで少し余裕、2幕の「告白」のシーン以後に、もっと自信というか、余裕が出てくるといいな、と思っていました。

 そして年明けにシアタークリエで観たときに、「あ、凄い。変わった。」ってはっきり思いました。先ず台詞、歌で、それぞれの「単語の最初の音」がすごく強くなった感じを受けました。その結果、ストーリーがすごく頭に入って来やすくなりました。歌声も強くなりました。確かに声量、声の持続という点では、先輩の方々にはまだという部分はあるのですが、玲香さんの声質でしょうか、歌声にホント、爽やかな感じが残ります。声が耳に残る感じで、21歳の「わたし」、上流階級ではない「わたし」の無垢な姿が声から映りました。声のデザインの綺麗さはそのままで、強く言葉が出ているので素敵だなぁと思いました。「わたし」の可愛らしさもすごく残っていて、玲香さんの声はぴったりかなぁと(まあ、推し目線満載だけど(笑))。
 また、マキシムやダンヴァース夫人、マンダレイそのものに依存していた1幕での「わたし」。呪縛から放たれ自分に自信を得た2幕の告白のシーン後の「わたし」。この変化の演じ方も良かったです。1幕より2幕のわたしのほうが、台詞のスピードがゆっくりな気がしました。姿勢も綺麗になった。2幕でダンヴァース夫人と対する時に、姿勢や歩き方、所作の間がピッ、ピッとなっているように見えました。これらによって、2幕での「わたし」の精神面での安定がすごく出ていたと思います。少女→女性→母性、そんな変化が明確に分かるようになった気がします。

 千穐楽の前と千穐楽の日は、本当に集大成のような出来で、ひとつづつのシーン毎に、玲香さん、すごいなぁって。こんなに成長するものなんだ、と。保坂さん、涼風さんとも抗える力の片鱗が垣間見えました。保坂さんの歌声から醸し出される恐怖に立ち向かい、涼風さんの強い、圧する歌声に、抗おうとする強さを感じました。そりゃあ、まだ届かないところはあるとは思うけど、歯向かえているし、声が合わさった時にそれほど違和感なく、纏まってると感じたんですよね。このまま、歌声の強さをどんどん手に入れていったら、きっと将来大輪の花が開くんんじゃないかなと。
 こういったパフォーマンスって、きっとほかの出演者の方々、すべてが素晴らしいからってのもあります。山口さんは、早く進行しそうなところを、台詞の間を少し長くすることでゆっくりの流れに戻している気もしましたし、ベアトリスの出雲さんやジャイルズのKENTAROさんが「わたし」と一緒に歌うときなどは、ほんとリラックスしていて、玲香さんも楽しんでいる姿が観て取れました。観せる笑顔に少し普段のありのままの玲香さんの笑顔が感じられたから。フランクの石川禅さんは演技の時も、カテコの時も優しく見守ってくれていてました。ほんと、出演者の方々、皆さんが暖かったように見えました。

 千穐楽のカーテンコールの時の挨拶。玲香さんは「普段、アイドル活動をしていて、ミュージカルは初めてで、こんなど素人がこんな素晴らしい作品に、素敵な皆さんと出られて...これが最後にならないよう頑張っていきます。またお会いできると嬉しいです。舞台に立つ桜井玲香を見て頂けたら嬉しいです。」というような事を言っていました。最初に「「乃木坂46の」桜井玲香です」と冠名つけて挨拶したのも久しぶり感。きっと、まだまだもっと成長しなきゃ、って思ってるんだろうな、って勝手に思いました。いつか、自信をもって、「桜井玲香です」とだけ言う日くるよね、とも感じました。
 そして、山口さんが「またこうして素晴らしい才能がミュージカル界に一人誕生しました。」と桜井玲香さんについてコメントしておられた時、嬉しすぎて、本当に桜井玲香さんを推していて良かったと思いました。
 厳しい環境の中、少し背を伸ばせば届くところを積み重ねて公演を重ねて頑張ってきたんだろうな。格好いいな、そして、いい女優さんだな、桜井玲香さん。推し冥利に尽きます。ずっと推していきたい!

何より、桜井玲香さんのおかげで、こんな素晴らしいミュージカル、素晴らしい方々の演技を観れ、そして歌声が聴けました。ありがとうございます。

そんなわけでレベッカとても楽しめました。次は好きだったシーンについて書こうと思います。

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  1. 2019/02/06(水) 02:24:59|
  2. レベッカ(ミュージカル)
  3. | コメント:0

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なおし

Author:なおし
仕事をしたり、ランニングしたり、乃木活したりしています。
推しは桜井玲香さんです。

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